『 大阪北部大地震で、退職届!? 』
昨日の大阪北部地震は、観測開始以来、初めての震度6弱の大地震で、
地元企業は大きな打撃を受けました。
製造設備の被害などで、多くの工場が稼動を停止し、小売り店や飲食店も
営業中止に追い込まれ企業活動に大きな影響が出ています。
そんな中、今回の地震によって新卒の新入社員7人が一斉に辞めてしまった
会社が話題になっています。
その原因は、この会社の部長が、地震の混乱の中、電車が止まっても
「何が何でも会社にこい!」と、新入社員に指示し為、
「非常時に社員を守れない会社は嫌だ」と連盟で退職届を出したといいます。
ネット上では、賛否両論で、
● 非常時の時、無理やり会社にこらせて
怪我をしたり亡くなったりしたらどうするんだ。
● 生きる為に働くのに命より仕事を優先するのは本末転倒。
○ 震災発生時は状況をみて判断を下した方が良かったのでは.....
○ 電車が動くまで、自宅待機にすべき。
○ せっかく入社した会社なのに、混乱中、その日の内に退職届を
出す新卒新入社員もどうかな?
など多くの意見が出ています。
私は、警察や消防、医療機関など、人の命に直結する仕事なら
「這ってでも出て来い!」というのもあると思うし、銀行などの
金融関係の会社は、営業が継続困難と認められない限りは、
規則上必ず出社しなければいけなく、阪神淡路大震災の時、
被災地の神戸や三宮の行員は、電気が使用でない中、手作業で
全ての預貯金の引き降ろし作業をしたといいます。
しかし、交通機関やインフラが止まったり、いつ余震が起こるか
分からない非常時に、どうしても新入社員にやらせる仕事があるとは思えず、
まずは人命が一番大切だと思います。
そして、社員は会社の財産(宝)であり、上司の所有物ではないと思います。
この事件は、この会社のトップが知り、部長のクビ話になっているといいますが、
個人も会社も、非常時の対応でその本質がわかると思います。
みなさんは、この事件どう~思いますか~~(^^;