『 被災地の避難所生活で、注意する事!! 』
6日から「大雨特別警報」が出され、不通だった、
広島市のお客さんと、昨晩、やっと連絡がとれました。
やはり~被災されていましたが、ご家族全員が無事だとのことで、
安心しましたが、「大雨特別警報」が解除さても、水も引かず、
土砂災害の恐れがあるので自宅には帰れず、避難所生活で、
大変辛い思いを、なさっていました。
8年前、岩手県に住んでいた長男夫婦に初めての孫娘生まれ、
半年に後、東日本大震災で被災し、1週間以上連絡が取れず、
凄く心配したことを思い出しました。
乳飲み子を抱えた長男夫婦が、ライフラインが復旧するまで、
避難所で生活をした時に、しばしば感染症が大流行する可能性が
報じられ、不安を募らせながら、孫娘と自分達、高齢者の人達の
為の衛生管理で特に注意したこと話してくれましたので、
まとめてみました。
○ 安全な水を飲む。
井戸水などは汚染されている可能性があるので、絶対に飲まない。
また、給水所では、安全な水も調達や保管の方法で汚染されてしまう
ことがあるので、救援物資などのペットボトルの飲料水やお茶を
飲むのが一番安全。
○ トイレ使用のルールを守り、除菌シートでを活用する。
トイレは、子供や女性、高齢者の方が優先で使える様にすること。
トイレ使用後は、しっかり手洗いをする事が一番ですが、出来ない時は
除菌シートやウエットティシュやアルコールジェルを活用する。
○ マスクを着用し、感染しない、広げない。
災害時には、マスクを常に着用し、少しでも症状がある時は、早めに
医師に相談し、早期に診断、治療すること。
○ 発熱、咳、嘔吐、下痢の症状がある時はすぐ医師に相談する。
特に高齢者の方は、我慢せず、周りの人が早めに医者に診断して
もらうように手伝うこと。
○ 洪水の後は、破傷風菌が急増するので、要注意。
被災後に手足に傷がついたまま、復旧作業をすると、破傷風菌に
感染する可能性が大です。すぐに救護所の医師に診てもらいましょう。
○ 高齢者の脱水症状や誤臙性肺炎などを防ぐ。
高齢の被災者の命を奪う重大な感染症は、誤臙性肺炎(食べ物や液体
が、本来流れ込むはずの食道ではなく、気管内に侵入し 細菌が繁殖して
炎症を起こし、肺炎になってしまうこと。)や、尿路感染症、床ずれに
細菌感染を合併する感染症です。
誤臙予防の為、避難所では、共同の食事スペースで一緒に食事をしたり、
避難所のトイレ不足で、水分を控える高齢者がいますので、トイレを優先
して使えるように心がける。
○ なるべく体を動かす。
避難所生活では、支援によって物資が配布されるため、通常の生活と違い
ほとんど横たわって状態で一日を過ごす事が増え、体力が落ちます。
なるべく通常の生活に近い形で体を動かし基本動作の能力を維持しましょう。
今現在、各地の「大雨特別警報」が解除されても、西日本を中心とした豪雨被害の
実態は、広い範囲に拡大しています。毎日新聞のまとめでは9日午後0時半現在、
13府県で105人が死亡、87人の安否が不明です。
自宅が流せれたり、水没したり、被災した多くの方が、大変な避難所生活を
余儀なくされています。
長男夫婦の避難所生活で注意した事が少しでもお役に立てれば幸いです。